世界水草レイアウトコンテスト 2003

昨年に続きまして今年も私自ら挑戦いたしました。ここに出張撮影しました入賞者の作品の発表です。
今年もご依頼者のレイアウトを存分に引き出せていたでしょうか? 
写真の評価は順位にどれ位位置づけられているのか分かりませんが、ご依頼者の一助になったならば幸せです。ご覧になって最高の名誉を懸けてこれを機に来年挑戦しませんか?
私・笹生が必ずや期待を裏切らない結果を提供します。
2003.夏

ここに紹介いたします画像は出品作品に近いカットです。出品作とは多少違っていますことをご了承下さい。
こちらの写真画像の著作権は全て笹生和義に属しています。
無断転載は法律で禁止されています。



見事! 世界  位銅賞作品 長野県J.H氏の作品です。
250cm水槽という尋常ではない大型水槽のレイアウトは至難の業であります。
全体に群れるカーディナルテトラの数もまた圧巻です!
維持だけでも大変な大型水槽を見事まとめた大作になりました。おめでとうございます。
次回は頂点を狙えます。



堂々世界 優秀賞作品 埼玉県A.T氏の作品です。
中段に橋脚状の渡り廊下を配し奥行感が感じられます。
川を思わせる白砂がレイアウトのポイントになった構図です。
同居魚も水景によくマッチしていると思います。




世界 30入選作品 東京都T.H氏の作品です。
幼いころに見たであろう日本の小川を思わせるレイアウトに仕上がっています。
肥大化させないテクニックが魚とのバランスを保ちます。
60x45cm水槽を見事に計算したレイアウトに評価が上がったのではないでしょうか?




世界39入選作品 銀座松坂屋屋上熱帯魚売場(An-aquarium)制作です。
上位の常連であります志藤氏の作品ですが、今回は大きく順位を下げる結果になりました。
撮影者といたしましても責任の一端を感じ、次回の奮起を期待します。
中央に空間を作るレイアウトですが、背景と流木が溶け込んでしまい印象が弱められたのでは?
120cm水槽使用




世界 61入選作品 東京都 M.Y氏の作品です。
こちらも上位の常連M.Y氏ですが、大きく順位を下げてしまいました。
撮影前にサイドのクリプトが溶けるアクシデントで出品が危ぶまれたのを
ここまで回復させたのですが残念です。 来年こそは! リベンジあるのみ!
 120cm水槽使用




世界 80位 入選作品 茨城県 M.S氏の作品です。
見事に植栽されたレイアウトです。魚の遊泳場所もありキレイにまとまりました。
評価は? 無難過ぎたのでしょうか? 実際飼育するには最適なのですが?
90cm水槽使用



世界202位にランキングの 東京都 T.N氏の作品です。
60cm水槽にダイナミックなレイアウトを展開
順位に?が付く結果になりました。



世界373位にランキングの 東京都 S氏の作品です。
60cm水槽にミクロソルム一杯のレイアウト!
評価は意外と得られず、来年の奮起を期待します。



またまたやってしまいました! 出張撮影先で皆様の水槽を見るにつけ自分の水槽のなんと貧弱なことか?
世界
58 入選 のやっちまった75cm水槽です。はい!今回の私の100万円争奪の水槽です。
ここから長々の言い訳です。
撮影1週間前に換水しましたら、右半分に広がるクリプトが全部溶けました。
あと水草が予定の半分しか伸びませんでした。伸び過ぎたのでトリミングし過ぎました。
今回も魚種で度肝を抜く作戦も考えましたが自分の好きなテトラ類をチョイスしました。
青バージョンもありますが、それは写真クラブの方で解説しようと思ってます。
今回は白バック厳密には「バック上げ」と呼ばれる技法で撮影された水景が評価が良かった傾向があります。
今年は今年。来年は何がブレークするのかは分かりませんが?
この技法や応用なども写真クラブの方で詳しくやりたいと思ってます。

それでは皆様と共に来年は頑張ります!

2003.7月